鍼灸治療

鍼灸とは?

鍼灸とは、鍼(はり)やお灸で体のツボや経路を刺激することで体の不調や疾患を改善させる伝統医療のことです。人の体には14本経路が通っており、その経路上には約670種類のツボがあります。東洋医学では、経路の流れが悪くなることで病気になると考えられており、経路上にあるツボは病気の場所を示しているとされています。症状に応じて鍼やお灸でこのツボを刺激し症状の改善を目指します。

鍼(はり)について

鍼は数千年にわたる膨大な臨床経験に裏付けられた医療体系で、従来は効果や効能は科学的な根拠がありませんでした。しかし近年では鍼に関するさまざまな研究が進み、そのエビデンス(根拠)が明らかになりつつあります。鍼の刺激により「神経系」「免疫系」「内分泌系」などに複雑に作用し、結果として頭痛の改善・血液循環の改善・免疫力の向上・内蔵機能の調整など多くの効果があることがわかっています。

灸(きゅう)について

お灸は今から約3000年前に中国で発明され、その後日本に渡ってきたとされる歴史ある民間療法です。日本の古典文学にも多く登場することから、昔から庶民が気軽に利用していた治療法ということがわかります。灸に使用されるもぐさは、よもぎの葉の裏にある白い綿毛を精製したものです。よもぎはハーブの女王といわれるほどあらゆる効果のある薬草で、ミネラルや食物繊維、効果でいうと浄血・止血作用がある万能薬です。この万能な葉から精製されたもぐさに火をつけてツボを刺激するのがお灸です。

鍼灸の効果や有効性が認められている症状や疾患

鍼灸治療の効果は、痛みを伴う症状である肩こりや腰痛などの改善だけにとどまらず、頭痛・冷え性・便秘・風邪・胃腸機能などの体質改善や自律神経失調症などの精神疾患にも効果があります。 さらに日々のストレスやデスクワークによる眼精疲労、肩こりの改善などその他にも数多くの症状や疾患が改善されます。

美容鍼

鍼の効果によりリンパの流れや血流がよくなり、顔のむくみ解消による小顔効果や目の下のクマや肌のくすみなどの改善が見込まれます。また筋肉を刺激することによって肌のハリが生まれ、シワが薄くなったり、お化粧のノリがよくなるという効果が期待できます。 髪の毛より細い鍼を使用しているので、ほとんど痛みも感じません。 ※ごくまれに毛細血管が傷つき、内出血をする可能性がありますが、内出血は約5~14日で消えますのでご安心ください。