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もはや国民病!「肩こり」へのアプローチ
- 2020/10/16
- ブログ
狭く深くがモットーの、凝り性(こりしょう)な男!どうも、安東の河野です。
僕はいくつか趣味があるのですが、その一つがギターです。
ギターの演奏も気持ち良くて好きですが、ギターそのものが好きなんですよね。
大学生の頃、周りの友達はアイドルの写真集などを買っていましたが、僕はギターの写真集を買っていました。変わってるなぁ…
こんな感じでギターを眺めているだけで幸せなんですから、たいして弾けなくても満足です。だって趣味だからね。
ということで、演奏の腕前はヘタッピです。
ヘタッピなくせにギター愛が強いため、楽器にはこだわりがあります。
構成する木材ごとの音響特性を調べ、使われている塗料を調べ、エレキに関してはネジの数や使われているワイヤーの種類、巻かれているターン数など、かなり強いこだわりがあります。
ここまで凝った内容を調べていると、こってくるんですよね。
肩が!
ということで、随分前置きが長くなりましたが、今回は肩こりのお話です。
さて、肩こりでお悩みの方って、すごく多いですよね。実際、問い合わせも多いです。
パソコン、スマホ、タブレットなどが当たり前となった今では、使用にともない肩の内旋(肩が内側に巻いてしまう状態)、首の前方への突出、結果背中も丸くなり、肩こりは増悪していきます。
日本整形外科学会によると、肩こりの治療は↓
・マッサージ療法(血流改善、筋肉の緊張緩和)
・温熱療法(筋肉の緊張緩和)
・運動療法(エクササイズ)
・安静
・薬物療法(シップ薬など)
そして、「まず、整形外科医に御相談下さい。」とあります。
うーん…
みなさんはどう思います?
いろいろと思うトコロはありますが、世の中には様々な理論や治療法がありますからね。
ここでは「当院は」というより、「僕は」こんな施術をしてますよっていうのをご紹介したいと思います。
まず、単純に気持ち良いというコトと、楽になるというコトを分けて考えます。
強い「こり」を抱えている人ほど、より強い刺激→強い圧迫を求めがちですが、強い圧迫で必ずしも楽になるわけではありません。
場合によっては弱い刺激の方が楽になるコトも多々あります。そしてその逆に、強い圧迫で症状が悪化することもあります。
超音波や、はり・きゅうも有効ですが、ここでは手技で対応できる範囲に限定します。
次に僕がターゲットにするポイントは大体こんなトコロです↓
・僧帽筋の上部繊維&副神経
・肩甲挙筋
・肩甲背神経
あとは浅筋膜(皮膚)
こいつらをそれぞれリリースします。
僕たちの業界の人からすれば、こんなノウハウを公開して大丈夫か?と思うかもしれません。実際そう言われたこともあります。
でも、大丈夫です。「知っている」のと「出来る」のとは違うからです。
皮膚のすぐ下にある筋膜を浅筋膜(せんきんまく)と呼びますが、浅筋膜って大雑把にいうと、もう単純に皮膚だと思って下さい。
ちなみに筋膜ってこんな感じ↓
でも、この皮膚(浅筋膜)の癒着が与える影響は、かなり大きいです。
肩こりのある人の多くが、皮膚がパツンパツンです。指先で皮膚がつまめないほどに。
指先で皮膚の表層を数ミリ持ち上げ、リリースします。チクッとする感じで、ちょっと痛いです。
でも、ほとんどの方が皮膚の癒着をはがすとビックリされます。
ご自身で触って感触を確かめてもらうのですが、ぽっちゃり、もちっとします。結構面白いですよ。
あとは上記の組織をそれぞれリリースすると、お互いの癒着が引き起こしていた制限が取れて、肩こりが軽減します。
少し難しい話になりますが、筋膜とは結合組織の一種です。
この結合組織は、押圧(圧迫)やストレッチでは絶対に取れない(剥がれない)と言われています。
両者にはそれぞれメリットはありますが、もし癒着した組織を「剥がす」ことを目的とした場合は、リリースしなければいけません。
これが僕の「肩こり改善へのアプローチ」になります。
もし肩こりが気になっていたり、悩んでいたりされているようであれば、まずは試してみませんか?
お気軽にお問合せ下さい。はな鍼灸整骨院でお待ちしています。