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腰痛(坐骨神経痛)について①
- 2025/03/03
- ブログ
みなさま、おはようございます。
はな鍼灸整骨院の材木です。
暖かくなったり寒くなったりと天気が安定せず
体調を崩してしまいやすい日ばかりではありますが
お体の調子はいかがでしょうか?
今回は、腰痛の中でも坐骨神経痛の事についてお話します。
まず、坐骨神経痛とは坐骨神経が圧迫されたり
刺激されることによって引き起こされる痛みのことです。
坐骨神経は、腰から足にかけて伸びる体内で最も大きな神経で
通常は腰椎や仙骨の部分で問題が生じることが多いです。
この神経が圧迫されると、腰、臀部、太もも、膝、さらには足先にまで痛みが広がることがあります。
これから坐骨神経の原因や症状についてお話します。
坐骨神経痛の主な原因
・椎間板ヘルニア
椎間板ヘルニアは、坐骨神経痛の最も一般的な原因のひとつです。
椎間板は、脊椎の骨(椎骨)同士の間にあるクッションの役割をする構造です。
椎間板が圧迫を受けて外側に飛び出すと、その部分が坐骨神経を圧迫することがあります。
この圧迫が痛みを引き起こすのです。特に、腰椎(L4~L5、L5~S1の部分)でよく見られます。
・脊柱管狭窄症
脊柱管狭窄症は、脊柱管が狭くなり、そこを通る脊髄や神経根が圧迫される病気です。
この狭窄が進行すると、坐骨神経を圧迫して坐骨神経痛を引き起こすことがあります。
加齢による骨の変形や、靭帯の肥厚が原因で脊柱管が狭くなり、神経に圧力がかかることがあります。
・梨状筋症候群
梨状筋症候群は、臀部の梨状筋という筋肉が坐骨神経を圧迫することによって起こります。
梨状筋は股関節の後ろにあり、股関節を外旋させる役割を持っています。
この筋肉が緊張や過剰な使用により硬くなると、坐骨神経が圧迫されて痛みを引き起こすことがあります。
特に長時間座りっぱなしや、運動によって引き起こされることが多いです。
・脊椎(腰椎)すべり症
脊椎すべり症は、椎骨(背骨)が前方に滑り、隣接する椎骨に圧力をかける状態です。
この圧力が神経を圧迫し、坐骨神経痛を引き起こすことがあります。
脊椎すべり症は、先天的なものや外傷、加齢などが原因となることがあります。
・骨棘や関節の変形
加齢に伴い、脊椎の骨(椎骨)の周りに骨棘(骨の突起)が形成されることがあります。
これが神経を圧迫することによって、坐骨神経痛を引き起こす原因になります。
また、関節の変形も神経の圧迫を引き起こす原因の一つです。これらの状態は、特に高齢者に多く見られます。
・外傷や事故
交通事故やスポーツによる外傷も、坐骨神経痛の原因になることがあります。
外的な衝撃が骨や筋肉、神経に影響を与えると、神経が圧迫されて痛みが発生することがあります。
坐骨神経痛の主な症状
坐骨神経痛の症状は、神経が圧迫される部位や程度によって異なりますが、一般的な症状には以下があります。
・腰部や臀部の痛み
痛みはしばしば腰や臀部(お尻)のあたりから始まり、片側の脚に向かって広がることが多いです。
痛みは鋭い、焼けるような、または鈍い痛みとして感じられることがあります。
・下肢のしびれや感覚異常
痛みは臀部から大腿、ふくらはぎ、足首や足先にまで放散することがあります。
しびれやチクチクした感じ、焼けるような痛みも伴うことがあります。
・筋力低下からの歩行困難
長期間放置すると、痛みの影響で脚の筋肉が弱くなることがあります。
これにより歩行が困難になることがあります。
・動きに伴う痛みの悪化
長時間座っている、立ち上がる、歩くなどの動作によって痛みが強くなることがよくあります。
特に腰や背中をひねったり、前屈みになると痛みが強くなることがあります。
坐骨神経痛の原因や症状については上記のとおりです。
次回は坐骨神経痛に対して当院ではどういった治療をしているか
どのような自宅ケアがあるかをお伝えいたします。