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DIYで歪みを考える
- 2020/08/28
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DIYで棚を作る男。どうも安東の河野です。
よく耳にするDIY。でも皆さんDIYって何の略だか知っていますか?
僕は知っています。えっへん。すごいでしょう(*´ω`*)
はいこちら↓
「Do It Yourself」
広島弁で訳すと
「そりゃアンタがやりんさい」
となります。
じゃあ好きなようにやらせてもらいます!ということで、作ったのがこちらの棚↓
生活感丸出し!
しかしジャストフィット。
いや、シンデレラフィットです。
世の中の物って、出来上がったものを見ると大したことありませんが、作ろうと思うとなかな大変です。
僕もなかなか大変でした。構想1年。製作期間2日。
いや、どんだけ取り掛かりが遅いんだ(゚д゚)!というお話です。
2日で出来るんなら、はよしんさい!と思いますよね。僕の人間性がよく出ています。
しかし、苦労して作る見返りに、思ったように作れるのがDIYの良いところ。
随所に拘りがあります。
こことか↓(相欠き)
こことか↓(相欠き。ネジで補強)
こことかね。↓(角の処理)
(傷防止の為に脚の底に貼ったフェルト分だけ、背が高くなってしまった。)
でもやはり、完全に思ったようには作れませんでした。
素人なので加工精度が低いこともありますが、スペースの関係から使う材料の太さに制限があり、材料自体にどうしても歪みが発生するのです。
もっと大きな材からカンナで削って精度を出せば良いのでしょうが、流石に僕には無理。
直角を出し、水平を出し、長さも揃えたのに、組み上げると歪む。まあほんの僅かですけどね。
なんで歪むんだろう?と考えながら、職業柄、人の身体の歪みについても考えてみました。
↓
DIYで四角を作るのって結構大変です。ちょっと歪みます。
その歪みを何とかしようとして、四角の一辺を押すと、ひし形に変形します。
また、DIYで水平を出すのも大変です。特に四つ脚の物は大変。どこかの脚が浮いてることがよくあります。
高い脚を削ると四つ全てが接地しますが、水平が出ない。
もっと頑張って左右の高さを揃えても、今度は前後で水平が出ない。
もう少し考えてみました。
この棚を人体と考えたときに、病院に連れて行ったら異常ありと診断されるだろうか?
多分されないだろう…と思います。
<棚>
棚としての機能は何とか果たすし、材料の破損など不具合もない。本来あるべきパーツに不足もない。
ただ歪んでいるだけ。
<人体>
日常生活は何とか送れるし、骨の変形や腱の断裂などの不具合もない。筋肉や腱、骨の数に不足もない。
ただ可動域が低下し、痛みがあるだけ。
日常生活が送れないほどの症状があれば流石に異常なしとはいきませんが、軽度の症状の場合、意外にも簡単に異常なしと言われることがあります。
なんだか棚を見ていて、「普段僕たちが診させてもらっている患者さんて、こういうコトなんだよなぁ…」と考えてしまいました。
ちょっと語弊がありますが、骨盤を例にとってみても、前後・左右・回旋と歪みが発生します。
めちゃくちゃ解りにくいと思いますが、骨盤の右側が下がっていたら、その部分は前傾していると思って下さい。
右側に対して逆に左は上がっていて、後傾しているとも言えます。
この場合、体幹には左に回旋する力が働きます。
また、骨盤が右に下がっているので、背骨は左に傾いて、肩のレベルで水平を出そうとします。
この時背骨だけに注目すると、背骨が歪んでいると判断してしまします。
原因は骨盤の右が前傾しているから。
そして、なぜソレはそのようになるのか・・・?とミステリーは続いていきます。
とまぁこんな感じで、どこかの歪みや不都合は、新しい歪みや不都合を生み出します。
ちょうどDIYで四角からひし形になった話や、水平を出そうとすると難しいという話とよく似ていると思いませんか?
棚を作りながら、「今度患者さんにコレを例にとって説明しよう♪」と思いついたので、一足先にブログに書いてみました。
どうですか?伝わりました?僕の想い。
僕はこの歪みに対して、リリースや矯正の技術を使って対応しています。
世の中には様々な治療法があり、それぞれ素晴らしいと思います。
しかし、限られた時間の中で、その全てをマスターすることは、どんな超人的な治療家でも不可能です。
ですので、それぞれが独自のカラーで治療をしていくことになります。
僕たちのカラーを見て、「ふーん。イイね。」「試してみよう」「期待できそう」と思ったら、お気軽にご相談下さい。
はな鍼灸整骨院でお待ちしています。