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ポキって鳴る音は何ですか?
- 2022/01/08
- ブログ
あけましておめでとうございます。安東の河野です。
今年もよろしくお願い致します。
今年の冬は、全国各地で雪がたくさん降っていますね。
広島は大雪と言うほどの雪ではありませんが、寒さが厳しい今日このごろです。
しかし、そんな冬も永遠に続くわけではありません。
冬至も過ぎ、大寒も目前。
もう少しすれば黄梅が咲き、梅が咲き、ウグイスが鳴き始めます。
春が楽しみですね。
さて、鳴くのはウグイスだけではありません。
関節も鳴きますよね。
「パキッ、ポキッ」と・・・
はい、冗談です。
鳴くのではなく、鳴るのです。
みなさんから、しばしば質問を受けるこの現象。
あのポキポキという音は何かご存知ですか?
答えは
・
・
・
関節の中の気体が弾ける音!
でした(*´▽`*)
ん?
なんのこっちゃという感じでしょうか?
はい。ではもう少し解説を↓
関節には関節包(かんせつほう)という、関節を包む袋があります。
この袋の中は滑液という液体が存在するのですが、関節が引っ張られると、この袋が引き伸ばされ、袋の中の圧が下がります。
いわゆる「陰圧(いんあつ)」という状況です。
陰圧になると、滑液の中に溶け込んでいたガスが気泡となって現れます。
さらに引っ張るなどして関節包内の圧を下げ続けると、この気泡が弾けます。
その時に出る音が、皆さんが大好きなポキッという「あの」音です。
実はコレ、医学界100年の謎だったらしいのですが、科学の進歩とともに音の正体も画像で確認できるようになりました。
その画像がこちら↓
黄色い矢印が指しているところが、気泡が発生したトコロです!
正直静止画では分かりづらいのですが、You Tubeで検索しても出てきますので、気になる方は検索してみて下さい。
なぜ100年もの間、謎だったのかについてですが、医学的に研究の価値が無いと考えられていて、誰も研究しなかったからだそうです。
ちなみに指をポキポキ鳴らすと太くなるという話を聞いたことがあると思いますが、こちらも根拠は無いようです。
研究者の方が、実験として自分の左手の指だけを60年にわたって鳴らし続けたそうですが、結果、太さに顕著な差はなかったそうです。
へー⤴ ( ´∀`)bグ
っとまあ、これが皆さんからよく頂く質問の答えです。
しかしコレは、指や首で一般的にイメージされるような、ポキッと鳴る場合の話です。
これらの場合、一度鳴った関節はしばらく音が鳴りません。
一方、膝や肩などで動かすたびにポクポクと音が出るようなものは、今回紹介した鳴り方とは種類が違うものになります。
また、もっと鈍く嫌な感じの音・・・特に痛みが伴う場合は組織が損傷している場合もありますし、癒着や歪みによって正常な関節運動が阻害されている可能性もあります。
これらは治療やリハビリが必要かもしれません。
えーっ。じゃあ自分はどうなのだろう?
と、心配になっていませんか?
はい。
ご安心下さい。
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