ブログ・お知らせ

ぎっくり腰?そこってお尻じゃないですか?

2023/03/25
ブログ
桜の季節になりましたね。どうも安東の河野です。

季節の変わり目になると色々と不調が出てくるものです。
体感的にはぎっくり腰も増えているように感じます。

今回は、当院に久々に来院することになったぎっくり腰の患者さんのお話です。

その患者さんは以前、出産を機に腰痛を発症。
その時は立つことも出来ずハイハイで移動するような状況↓でしたが、数回の施術の後、産後の骨盤矯正を経て無事卒業。

今回は何気なく立ち上がりながら後ろを振り返るように体の向きを変えようとしたところ違和感が発生。
直後からどんどん痛みが強くなったようです。

なんとか歩行は出来るものの、体を前にかがめてペンギンのように上体を左右に揺らしながらでしか動くことが出来ません。
歩くたびに痛みが走り、一方の足に体重をかけると激痛が走り崩れ落ちそうになります。

「一番痛む箇所を指で指してみてください」

とお願いすると、明確に指し示す箇所があります。



ん?



それってオシリじゃないですか?

はい。そうなんです。
実はこれ、結構ある話です。

皆さんウエストというと、ズボンやスカートを履いたときに引っ掛かる骨盤の出っ張りをイメージすると思います。
簡単に言うと、あの出っ張りを横に結んだライン。ここが腰ですね。

確かに「腰」を動かすと痛いのでしょう。あるいは「腰」を曲げると痛いのでしょう。

でも、腰が痛いって指差すところはオシリ・・・
いや、それはオシリっていうか、骨盤です。

そう、骨盤痛です。

もうちょっというと、仙腸関節(せんちょうかんせつ)痛です。

骨盤って一言で言っても一つの骨で形成されているんじゃなくて、複数の骨が合体して成り立っています。
合体するところには関節があります。

今回は仙骨(せんこつ)と腸骨(ちょうこつ)が合体する部分になるのですが、合体する2つの骨の名前を取って、これを仙腸関節といいます。



この仙腸関節。じつは数ミリしか可動しません。わずか数ミリしか動かないのに、めちゃくちゃ重要な関節なのです。

この関節が歪んだり、うまく動かなかったり、あるいは動きすぎてグラグラだったりすると強烈に痛みます。
痛みから、生活レベルにもかなり影響があります。

立っても痛い、座っても痛い、なんだったら寝てても痛かったりします。

筋肉由来の腰痛に比べて、対応の難易度はグッと上がります。
筋肉を緩めるだけでは痛みが軽減しないからです。
骨盤由来の痛みの場合、骨盤の歪みを整えて、仙腸関節を正常に可動させる必要があります。

こういった仙腸関節由来の痛みを長年放置している場合、関節面が変形して、重度の仙腸関節障害を引き起こすこともあるようです。

我慢が症状を改善させることはありません。
我慢したからと言って、ご褒美を貰えることもありません。

自分の体を守るのは自分自身です。
でも、自分自身を施術することは出来ません。

ご安心ください。施術に関しては我々「プロ」にお任せください。

あなたの街の整骨院。はな鍼灸整骨院でお待ちしています。

一覧へ戻る