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足の裏が痛い!足底腱膜炎の巻

2020/06/03
ブログ
最近ブログ当番が頻繁に回ってくる男。どうも安東の河野です。

あの人のコトを想うと胸の奥がキュンと痛む・・・っていう経験。人生で、一度や二度は覚えがあるのではないでしょうか?

それは恋の病。

そんな時は勇気を出して一歩踏み出すことが大切です。

でも、中には一歩踏み出すと足の裏がズキッと痛む人もいるんですね。


ん?


それって


足底腱膜炎じゃない?


ということで、足底腱膜炎(足底筋膜炎)のお話です。
意外にも、足の裏には筋肉や腱がたくさんあります。こんな感じ↓


これまでのブログを読んでいただいた方にはご理解いただけると思うのですが、筋肉や腱の重なり合うところには癒着や滑走不全が発生しやすいのです↑

外傷や使いすぎなど、物理的なダメージが入ると尚更ですね。

場所としては足の裏の土踏まずのあたりに痛みが出ることが多く、カカトのあたりに痛みが出ることもあります。カカトの場合はクッションの役目をしている脂肪体に炎症が起きている場合もあります。

こんな話をする時は、そういう症状の患者さんが来院されている時だったりしますが、その通りです。

さてこの患者さん。触ってみると土踏まずのあたりがシコリのように固くなっています。微細な傷が繰り返し付き、修復の過程で癒着を作ったのだと推測されます。自分で押しても痛いらしい。
朝は激痛で足が床に着けないそうです。病院でも足底腱膜炎と診断されたそうですが、痛み止めを打ってお終い…。
でも、その注射がめちゃくちゃ痛くて、かつ症状は変化なし。だからもう注射は打ちたくない。
ということで来院されました。

最近特に痛むということですが、気になり始めてからは結構時間が経っているとのことでした。
足の裏の筋肉と、指を曲げる腱との間に癒着があると思われます。更に、足の親指の腱とその他四本の指の腱とは別物です。喧嘩でいうと、一対四。よし、喧嘩しないようにリリースしてやらねば。


皮膚の上から腱の深さまで指を沈ませて、ゆっくりとリリース。本来リリースの際に使う反対の手は、撮影のためにスマホを持っています。あしからず。とっても地味な作業で、患者さんも「何してんの?」ってリアクションでした。
現在、施術は三回実施。もったいぶっても仕方ないので、経過はこんな感じです。

1回目→シコリは小さくなったが、施術後も多少痛む。
2回目→シコリは更に小さく、施術後は痛くない。でも翌日は痛む。
3回目→シコリは更に更に小さく、施術後の痛みも完全に無い。翌日以降は痛む時もあるが、痛みが無い日もある。

もう少しっスね。

シコリの原因は、癒着をつくっている結合組織です。押せば押すほど癒着が強力になりますので、絶対に押しつぶさないで下さい。
いいですか?絶対に!ですよ。

って言っても、来る人は絶対に自分でマッサージして来るんですよね。これが悪化の原因なのに・・・

この症状はしばしば見かけます。足底のアーチや内くるぶしの後ろを通る腱も影響するので、関係ないと思われるところも触ったりしますし、アーチを形成するためにタオルギャザーなどのリハビリも有効です。
しかも、アーチが崩れると中足骨の並びが悪くなるので外反母趾に・・・と、話はどんどん派生的に広がってキリがありませんので、この辺のお話はいずれまた・・・

今回はちょっと分かりにくいお話だったかも知れません。
簡潔に言うと、足裏の痛みは足底腱膜炎かもしれなくて、気になったら相談してね。というお話しです。

いつもめちゃくちゃおしゃべりして、冗談ばっかりいっている僕も、施術は真面目にやってます!って所を見て欲しかったので満足です。

では、はな鍼灸整骨院でお会いしましょう。気になる事がありましたら、お気軽にご相談下さい。




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