ブログ・お知らせ

ヘルニア・狭窄症って治るんですか?

2020/07/17
ブログ
素直に好きと言えない男。どうも安東の河野です。

歯科矯正とか骨盤矯正とかってありますけど、性格矯正ってありませんよね。
人は誰しもないものねだりですが、僕ももっと性格的に明るかったらな…とか、素直に気持ちを伝えられたらな…などと感じることがあります。
理屈っぽいし、気も短い…書いていて思うのですが、ろくなもんじゃないですね。

どなたか性格矯正お願いします。

さて、そんな僕が勤務する「はな鍼灸整骨院」では骨盤矯正にも対応していますから、腰つながりで慢性腰痛からぎっくり腰まで、腰のトラブルはよくご相談いただきます。
また、そういった一般的な痛み以外でよく問い合わせや質問をいただく病気に、腰部脊柱管狭窄症(以下:狭窄症)と腰部椎間板ヘルニア(以下:ヘルニア)があります。

どちらも腰のトラブルだし、腰から足にかけて痛みやしびれ、感覚の異常が出たりするところは共通ですが、それらの症状が出る機序(メカニズム)はちょっと違います。


そして、どちらにも共通して聞かれるのはこんなことです↓


「治りますか?」


うーん直球!


治ります!とお答えできれば直球勝負にホームランで返すという最高の結果なのですが、そうは言えません。
僕の意見としては、実際はこんな感じです↓


・狭窄症
 手技で、狭窄症自体を物理的に治すことは出来ません。分離症やすべり症も同様です。

・ヘルニア
 手技で、ヘルニア自体を物理的に治すことは出来ません。
 そもそもヘルニアとは「中のものが飛び出している状態」を言います。
 ここでいう「飛び出したもの」は、クッションの役目を果たしている椎間板の中身「髄核」です。
 軽度のヘルニアでは飛び出した髄核が再吸収される事によって自然と治ることがありますが、中程度ならお友達としてお付き合いすることになります。
 親友レベルだと手術が必要です。


なんだ( ´Д`)=3
やっぱ治んないんじゃん。
・・・と思いますよね。

だがしかし!
画像では狭窄症やヘルニアがあるにも関わらず、症状がない人もいます。
また、一説によると、高齢者のかなりの方がヘルニアを持っているとも言われているそうです。でも、その高齢者の全てが腰の痛みを訴えるわけではありません。
つまり、「治る」と「痛みがない」は必ずしもイコールではないのです。
※そもそも僕たちの施術では「治る」とは表現できないことになっています。

じゃあ、どうやったら痛みをなくすことができるのか?ですが、これは色々とやり方があって、残念ながらここで説明するのは難しいです。
ただ、どの施術を選択するにせよ、狭窄やヘルニアのある箇所に「どうやって負担を掛けないようにするか」で痛みが大きく変化します。

一つ例に出すとすると

背骨から足の骨まで伸びている腸腰筋という筋肉があります。

普段は太ももを上に持ち上げるときに働きます。簡単に言うと、歩くときに足を前に出す動きです。
ただ筋肉が背骨の前面(お腹側)についているので、立った状態で引っ張られると背骨を前下方に引き下げます。その結果、反り腰のような格好になって腰痛を引き起こします。これは狭窄症や分離症の人に比較的よく見られます。

どうですか?わかりにくいでしょう?

痛いのは腰だけど、施術するのは腸腰筋に関係の深いお腹や股関節周囲です。そして狭窄症や分離症が治るわけではありません。でも患部に掛かる負担は減少して、痛みの「軽減」には有効なケースが見受けられます。

病院などで「痛いかもしれないけど、日常生活に支障もないし、しばらく様子を見よう」と言われる方は多くいます。
「それって、結局何もしないってこと?」とがっかりした方も多いのではないでしょうか?
痛いからどうにかしてほしいのに…。
そんな時には、どうやって痛みから開放されるかが重要です。

…と、ここまで言っておいてなんですが、世の中には改善しない症状や重症度が高く手がつけられない状態の方もいます。
そして、病院の方が適当と思われるケースもありますし、病院よりも我々の方が適当と思われるケースもあります。

僕が思うに、大事なのは選択肢を持っているかどうか?ということです。
その痛みに対し、どこに行けば良いのか?そこでの対処に納得できるかどうか?です。
いろいろな医療機関や治療院などが行っているアプローチの優位性について議論するつもりはありませんのであしからず。

ただ、どこに相談すればよいのかも分からず、痛みに悩んだり、諦めたりしていませんか?

ということで、選択肢の一つとして、はな鍼灸整骨院ってのはどうでしょう?
皆様のお役にたてるよう頑張りまので、お気軽にご相談ください。



一覧へ戻る