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肩の位置がズレる?まさか枕の仕業とは・・・

2020/07/10
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ファッションセンスがズレている男。安東の河野です。

自分では良いと思って買ったのに、周囲からの微妙な反応で着るのをためらう服ってありませんか?
僕はあります。

最近ウチに通院するようになった男の子はとっても男前です。
でも、残念ながら彼もちょっとズレてるんですよね。


服が?


いえ


肩がっ!!!

と言った訳で、今日は肩のお話です。


いやー、左右で肩の高さがズレるズレる。めちゃくちゃズレていました。

もともとは、猫背で姿勢が悪いからかと心配した親御さんが連れてきてくれたのですが、猫背はさほど酷くない。
むしろ背骨は微妙に波打ってる感じで、あまり見ないタイプでした。
部活はバレー部で、県内でも屈指の強豪校。姿勢が悪い人に見られる著しい筋力不足は見受けられません。姿勢維持のための筋力は問題なくあります。

「じゃあ手を上げてみて」とお願いしたところ、全然上がりません。
全然と言っても、水平以上には上がりますよ。でも、顔の横の高さも危うい状態です。

バレーに支障があるでしょ?って聞いてみたら、アタックもブロックもやりづらいとの回答でした。

そりゃね。こんだけ上がらなかったらね。
いつから?
ほほーう。中3から(今高1)。
結構長く困ってたんだね。

よっしゃ任せとけっ!ということで、施術開始です。
その前に現状把握。

まっすぐ立った状態で、右肩が大きく下がっています。本人もまっすぐ立っているつもり。背骨も左右に折れ曲がる感じもなく、側弯症もなし。
仰向けに寝て僕が手を持って上げてみると、抵抗感はありますが思ったよりは上がります。変なつまり感やロックも掛からない。本人も痛がる素振りを
見せません。
肩は壊れてなさそうです。

しかし、肩を上げたときに肋骨が連動して盛り上がるようにして動きます。

うーん。怪しい。

っていうか、おかしい。

肩甲骨の外転制限と、肋骨周辺に癒着があるのは明らかですが、そこにそんな癒着ができるようなことってあるかなー?
ということで質問タイム。

「怪我したり、長い間圧迫を受けるようなコトに心当たりってある?」

正直肋骨に長期間の圧迫など、そうそうあるものではありません。これはきっと接触プレーによ・・・

「あります」

あるんかーいっ!Σ✋


彼によると、中2あたりから胸(肋骨)の上に枕を置き、その上に腕を置いて寝ているそうです。なんかしっくりくるらしい。
もう3年近く、毎日圧迫しています。

確かに皮膚のつっぱりが強く、皮膚抵抗で右肩を引き下げてしまっています。肋間筋も柔軟性がありません。そのせいで肋骨の可動も悪い。
メジャーなところで広背筋・前鋸筋・肩甲下筋あたりをリリースして肩を上げてもらいました。

はい、挙上どーんっ!

非常に良く上がります。本人もストレスフリーと言っていました。
そして真っ直ぐ立った時の姿勢も、かなり改善しました。まだ左右差はありますが、同伴のお母さんも感激。

まだまだ改善の余地がありますが、それは次回以降というコトで本日の施術は終了。



多くの人が何かしらの生活習慣というか、自分の癖といったものを持っていると思います。
今回は、睡眠時に枕で圧迫することで発生したと思われる癒着が引き起こした事件(症状)でした。

枕みたいな柔らかいものでそんなこと起こるの?と思われるかも知れませが、仮に一日6時間の睡眠を365日×3年続けたとしたら、圧迫された時間は6,570時間ですからね。侮れません。

これを読んで、もしかしたら自分の不調って・・・と心当たりのある方、あるいは原因そのものを一緒に探してみたいと思った方は、お気軽にご相談下さい。
   →   

そして最後までこのブログを読んでくれたあなた。もうお気づきですね。


そう


写真が無いのです。

やってもーたーっ!
掲載の許可取り忘れたーっ。

ということで、早急に許可を取って近日中に写真をアップしようと思います。

それでは

※7月14日に写真をアップしました。でも肩を挙上した写真を撮影し忘れました。
 次回、チャンスがあったら撮影させてもらおうと思います。


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